株式会社ビィ・フォアードが運営するアフリカマーケットリサーチでは、ケニアとタンザニアのリサーチ会員に「旅行」に関するオンラインアンケートを実施しました。
まず今回の記事では「旅行に行く時期や目的のリサーチ結果」をまとめました。
日本では、旅行のハイシーズンといえば、ゴールデンウィーク、夏休み、そして年末年始です。では、タンザニアやケニアの方はどの時期に、そしてどのような目的として旅行するのでしょうか?
調査概要
調査方法:オンラインアンケートをメールで送信
調査期間:2022年7月8日 ~7月22日
調査対象者:ビィ・フォアードリサーチ女性会員 897名(タンザニア:443名、ケニア:454名)
過去12ヶ月で旅行した割合は90%以上
タンザニア、ケニア共に、過去12ヶ月間で、国内外のいずれかに旅行をした人は90%以上でした。


特に、「最後に旅行した年月」についての質問では70%近くが「直近の旅行は2022年の1月~7月だった」と答えています。(アンケート実施月2022年7月)


以前、コロナによる生活の変化についてリサーチをした記事「アフリカリサーチ:ケニア・タンザニアで聞いた!「コロナ禍での生活の変化」に関するアンケート (2022年1月調査実施)」では、タンザニア、ケニア共に50%以上の人が「コロナの影響で収入が減った」と答えていました。さらに、例えばタンザニアでは2021年3月~5月の3ヶ月間は一時的に閉鎖されていた学校も多くあり、外出する機会自体が減っていた時期もありました。
しかし、2022年は日本でも国内外旅行が徐々に緩和されたように、アフリカでも少しずつ以前の生活を取り戻せているようです。
参照データ:All Tanzania schools reopen amid strict virus protocols
旅行をする時期


タンザニア、ケニア共に、休暇カテゴリー別で見ると夏休みに旅行をする割合が一番多い結果でした。
一方、異なる点としてはケニアの人は8.3%が誕生日に旅行をする人がいましたが、タンザニアでは3.5%でした。
誕生日のお祝いの仕方は文化により様々ですが、もしかしするとケニアの人は誕生日に旅行などの特別なことを好む人が多いのか、または金銭的に比較的に余裕な人が多いのかもしれません。
旅行をする目的


africabusiness.beforward.jp/category/precedent/africa-market-research/(新しいタブで開く)
旅行をする目的では両国ともに一番「ビジネスのため」と答えた割合が一番多く、次に「家族に会うため」と全体の約65%も占めていました。
国別で見ると、タンザニアで次に多かったのは「学習目的」の12.0%であった一方、ケニアでは「休暇目的」が15.7%でした。前データの「旅行をする時期」回答に「誕生日旅行」をする人が割合多かったように、ケニアでは旅行を仕事や勉強の機会以外の目的で楽しむ方が比較的に多いようです。
まとめ
今回の記事では、タンザニア・ケニアのリサーチ会員の「最新の旅行事情」についてご紹介しました。
ビィ・フォアードでは、アフリカの消費者の生の声が聞けるアフリカリサーチサービスを行っており、これまでに実施した調査結果を10本投稿しております。
上記以外にも様々なデータ調査が可能です。ご興味のある方は、お気軽にお問合せください。
オンラインアンケート、インタビュー調査、ショップ訪問など、様々なご要望に合わせてプランをご用意いたしております。
<アンケート回答者データ>
タンザニア回答者 443名

ケニア回答者 454名
