木曜日, 6月 30, 2022

アフリカの新たな自動車ビジネスチャンス:電気自動車をアフリカで販売

「電気自動車」と聞くと環境に優しいイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、日常生活の中で電気自動車を見かける割合はまだ多くはなく、日本での普及率はまだ低いのが現状です。

では、アフリカはどうでしょうか?恐らく多くの人が「アフリカの移動手段といえば、自動車、オートバイやトゥクトゥク」をイメージされるのではないでしょうか?

今回紹介するのは「アフリカにも電気自動車は売れている」という事実です。実はアフリカでも電気自動車は徐々に普及しており、実際にBE FORWARDからも電気自動車の販売実績があります!

日本、そして世界やアフリカの普及率、そして販売実績例も紹介します。

日本の電気自動車の普及率

実は電気自動車が発明されたのは1800年代でガソリン車よりも早く発明されていたと言われています。しかし同時にガソリン車の量産による安価な価格設定や石油油田の大量発見などがあり、よりガソリン車が好まれ1900 年代に徐々に電気自動車は衰退していきました。

その後、トヨタが世界初の量産ハイブリッドカー「プリウス」を1997年に販売。近年ではさらに、特にSDGsが話題になっていることもあり電気自動車がテレビCMなどの広告でも多く見かけるようにはなりました。

電気自動車といえば「価格が高い」や、「充電スタンドが少なくて不便」という声もありますが、徐々に課題が改善されてきていることからより多くの人が気軽に手に入れやすくなりました。特にEVの価格は年々安くなり、例えばインドのOlaはEV製造事業に新たに30億ドルを投資し企業を分断化し、低所得国にも販売が可能なEVの開発、製造に取り組んでいます。

日本の場合は近年、一般社団法人日本自動車販売協会連合会の「燃料別販売台数(乗用車)」資料によると、2020年の新車販売台数に占めるEVの割合は全体の約0.6%(約1万5000台)、2021年8月は約1.2%と増加を維持しており、これは新車(乗用車)100台のうち約1台がEVと言えます。

また、プラグイン・ハイブリッド車(PHV・PHEV)の場合も、2021年8月のEV新車販売台数割合は約0.8%とEVと同様に日本ではこれからEVがますます増えると予想されています。

世界の電気自動車の普及率

世界でも同様にEVの販売は2020年から2021年にかけて倍増し、630万台までにまで増えました。EV保有台数は中国が1番多く、次に欧州諸国となりますが、ブルームバーグによると、2021年の新車販売台数に占めるEVの割合は欧州諸国の方が高く、乗用車の5分の1でした。

アメリカの2020年の新車販売台数に占めるEVの割合は約1.8%で日本よりも普及しています。しかし日本と異なる点として、アメリカの場合は約8割がテスラ社の車種が占めているという特徴があります。

EVの普及が進む国のひとつとして知られるノルウェーの場合、2020年の新車販売台数に占めるEVの割合は約54%ととても普及率が高いです。これは、ノルウェーには自動車メーカーがないことから、ノルウェー政府がガソリン車からEVへの移行を支援する政策を打ち出しやすいこと、そして国民の環境に対する関心が他国に比べて比較的に高いという背景もがあるためと考えられます。

さらに、ヨーロッパ全体で見た場合も欧州自動車工業会(ACEA)調査によると、EUと英国の新車販売台数に占めるEVの割合は2019年の約1.9%から2020年は約5.6%と急速に普及が進んでいます。

最後に中国の場合は2020年の新車販売台数に占めるEVの占める割合は約4.4%でした。

中国では燃料電池自動車(FCV)や電動化車両、PHVをNEV(New Energy Vehicle=新エネルギー車)と呼び、「NEV規制」(自動車メーカーが販売台数の一定割合をNEVにすることを義務付ける施策)を実施しています。

NEV規制における義務化割合目標は、
2020年:10%
2021年:12%
2022年:14%
2023年:16%

と段階的にEVの普及率を増やすことで、自動車産業国で先進国と戦う競争力をつける狙いでしたが、2020年のNEV割合結果は約5.4%と目標に対して未達で終えました。

アフリカの電気自動車の現状

アフリカのEV普及率は低く、上げるための課題としては①2輪車のように自動車よりも安価に設定することと、②安定した電力供給体制と充電ステーションの確保などが挙げられます。しかし、アフリカでのEV普及率は他地域に比べ課題が多いものの、一部の国では政府が普及率を高めるための取り組みや方針を掲げ、取り組みを始めていることからEVの購入台数は微増しています。

例えば南アフリカでは約0.008%(1,200万台のうち約1,000台)、ケニアでは約0.016%(220万台の車のうち約350台)とガソリン車に比べ割合は非常に少ないですが、想像したよりも電気自動車が購入されていると思った方も多いのではないでしょうか?。

特にケニアでは、EVの輸入関税を半分に削減することで2025年までに自動車輸入の5%をEVにまで伸ばすことを目指しています。他にも、エジプトでは2023年からEV国内年間生産数を2万台に、南アフリカでは2050年までに290万人がEVを所有することを目指しています。ガーナ、ルワンダ、セイシェル、モーリシャスも輸入手数料をロールバックしました。

特に価格の面で自動車を諦めオートバイを購入し利用している人たちにとって、EV購入時の輸入関税割引は大きく、かつその価格が今後さらに自動車よりも安価になればなるほど、EVの購入を希望する割合は多くなると期待されています。

BE FORWARDからアフリカへの電気自動車販売実績

上記であげたように、アフリカでも電気自動車は徐々に普及台数が増えており、実際にBE FORWARD からも輸出をしています。

EVの年間合計販売台数実績289台のうち 24台(約8%)がアフリカへの輸出で、例えばKenya、Malawi、Namibia、Zimbabweなどのアフリカ諸国に輸出をしました。

実際に輸出した電気自動車はNissan Leafが割合多く、他にはRenault Samsungなどもありました。

このように世界が低燃費・CO2削減を目標に電動化が進み、さらにEVの普及率が高まることは間違いなく、アフリカも例外ではありません。

アフリカで新しい市場開拓への挑戦をサポートするサービス

アフリカは日本から遠く、また56もの国と地域に分かれていることからそれぞれの国や地域の特徴を理解することは大切です。そして場合によっては長年のビジネスで培った経験や実績があるからこそ可能になることもあります。

「最後のフロンティア」として世界中の多くの企業が注目しているアフリカにサービス導入や商品販売など検討されている方はまず「アフリカマーケットリサーチ」での市場調査やアフリカ地域での認知度を高めるための「バナー広告サービス」をおすすめします。

参照:
https://evdays.tepco.co.jp/entry/2021/09/28/000020
https://ev-for-everyone.com/5476
https://qz.com/africa/2114651/two-and-three-wheeled-electric-vehicles-are-on-the-rise-in-africa/
http://www.ei.u-tokai.ac.jp/morimoto/docs/%E6%88%91%E3%81%8C%E5%9B%BD%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AE%E9%9B%BB%E6%B0%97%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A1.pdf

白石 唯
白石 唯
青年海外協力隊として西アフリカ・セネガルでWFPの実施する学校給食の運営改善や女性団体事業支援活動などに取り組み、帰国後は株式会社ビィ・フォアードのデジタルマーケティング部に入社。世界に20万人以上の登録者(ファン)がいるSUPPORTERSプログラムでの販売促進活動、BE FORWARD YouTubeチャネルやFacebook/Blogなどによる新顧客へのブランディング・アプローチ/集客などを行なっている。

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