水曜日, 8月 17, 2022

2050年、世界人口の4分の1がアフリカに:現状〜2100年の人口予測国別ランキング

国連の「世界人口予測2022」によると、アフリカの2021年の総人口は14億人弱で、世界人口の約18%を占めています。これが2050年には、アフリカの総人口は24億人超となり、世界人口の4分の1をアフリカが占めると予測されています。さらに2100年には、世界人口の38%がアフリカで占めると予測されています。現在、アフリカで人口1億人を超える国はナイジェリア、エチオピア、エジプトの3か国だけですが、今後増えていく見込みです。

この記事では、アフリカの現在の国別人口ランキングと今後の予測をご紹介しています。

2021年 アフリカ人口ランキング:アフリカ地域ではナイジェリアが1位

以下が2021年7月の国別人口です。(順位付けはアフリカの国のみ、アフリカ以外の国は比較参照)

順位2021年の人口
中国14億 2,580万人
インド14億  750万人
アメリカ合衆国 3億 3,690万人
ナイジェリア 2億 1,340万人
日本 1億 2,460万人
エチオピア 1億 2,020万人
エジプト 1億  920万人
コンゴ民主共和国   9,580万人
タンザニア   6,350万人
南アフリカ   5,930万人
ケニア   5,300万人
ウガンダ   4,580万人
スーダン   4,560万人
10アルジェリア   4,410万人

アフリカではナイジェリアが一番人口が多く、2億人を超えています。世界で見ると、中国、インド、アメリカ、インドネシア、パキスタン、ブラジルに次いで7番目に多い数字です。エチオピアとエジプトも日本と変わらないくらいの人口を有しています。コンゴ民主共和国は人口増加率がアフリカの中でも高いため、今後の予測では上位にランクインしてきます。

2050年の人口予測:アフリカ地域以外ではインドが世界1位に

2050年にはインドが中国の人口を抜き、アフリカの人口はほぼ倍増すると予測されています。ナイジェリア、コンゴ民主共和国、エチオピアの3か国が世界人口の10位以内にランクインし、1億人を超えるアフリカの国は5か国となる予測です。先述した通り、2050年には世界人口の4分の1がアフリカとなる見込みです。

以下が、アフリカの国別人口予測ランキング(2050年)です。

順位2050年の人口予測
インド16億 6,840万人
中国13億 1,690万人
アメリカ合衆国 3億 7,500万人
ナイジェリア 3億 7,470万人
コンゴ民主共和国 2億 1,500万人
エチオピア 2億 1,310万人
エジプト 1億 5,950万人
タンザニア 1億 2,860万人
日本 1億  410万人
ウガンダ   8,690万人
ケニア   8,470万人
スーダン   8,370万人
南アフリカ   7,330万人
10アンゴラ   7,160万人

2100年の人口予測:ナイジェリアに続き、コンゴ共和国人口がアメリカ人口を超える

2100年にはナイジェリアの人口が5億人を超え、インド、中国に次いで世界第三位となります。コンゴ民主共和国の人口は4億人を超え、アメリカ合衆国の人口を超えると予測されています。

ナイジェリア、コンゴ民主共和国、エチオピア、タンザニア、エジプトの5か国が世界人口の10位以内にランクインし、1億人を超えるアフリカの国は11か国となる予定です。世界人口の約38%がアフリカの人になると予測されています。現在、日本より人口が多い国はナイジェリアの1か国だけですが、2100年には15のアフリカの国が日本より多い人口を抱えることになります。

以下が、アフリカの国別人口予測ランキング(2100年)です。

順位2100年の人口予測
インド15億 3,340万人
中国 7億 7,130万人
ナイジェリア 5億 4,570万人
コンゴ民主共和国 4億 3,090万人
アメリカ合衆国 3億 9,390万人
エチオピア 3億 2,320万人
タンザニア 2億 4,390万人
エジプト 2億 510万人
ニジェール 1億 660万人
スーダン 1億 4,160万人
アンゴラ 1億 3,250万人
ウガンダ 1億 3,190万人
10ケニア 1億 1,240万人
11モザンビーク 1億 590万人
日本   7,380万人

驚異の人口増加率2.35%

他の多くの地域で人口増加率が下がる中、アフリカの人口増加率は2.35%と高くなっています。なかでも、コンゴ民主共和国は3.17%、ウガンダは3.19%、アンゴラは3.16%、ニジェールは3.70%と非常に高い人口増加率となっています。

日本の人口増加率はー0.54%で、少子高齢化や出生率の低下が大きな問題となっており、2100年には人口が7000万人まで減る予測です。参考として、中国の人口増加率は0.0%、インドは0.68%と、他の地域と比較しても、アフリカの人口増加率が著しく高いことが伺えます。

高齢化が進む日本、若さ溢れるアフリカ

人口のちょうど真ん中となる年齢(中央年齢)を見ると、いかに日本で少子高齢化が進み、アフリカが若さ溢れているかがわかります。日本の中央年齢は、48.4歳。これは、モナコの54.5歳、セントヘレナの50.9歳に次いで、世界で最も高い年齢です。お隣の韓国も43.4歳と高く、日本と同じく高齢化が進んでいます。ひとりっ子政策を行っていた中国の中央年齢は37.9歳。2050年には人口で中国を抜く見込みのインドの中央年齢は27.6歳。それに対して、アフリカ全体の中央年齢はなんと18.6歳です!他の地域と比べ、若さ溢れる大陸アフリカなのです。

人口増加は脅威?チャンス?

では、この急激に進む人口増加は、人類にとって脅威でしょうか?それとも、チャンスでしょうか?

アフリカにとって人口増加による最大の脅威は、食糧問題です。アフリカでは6割の人が農業に従事していますが、換金作物を優先的に育てており、主要穀物は輸入に依存しています。そのために自給率が低く、このまま人口が爆発すると、食糧危機に陥る可能性があります。また、道路や水道などのインフラ不足、公衆衛生の悪化、貧富の格差などの問題にも拍車がかかることが懸念されています。

一方、アフリカの人口増加はグローバル企業にとってはチャンスでもあります。少子化が進む日本において縮小している消費市場が、若者の多いアフリカでは拡大・多様化していきます。食糧問題やインフラ不足などの課題は、言い換えると、そこに不足しているモノやサービスがある、つまり需要があるということです。近年、インターネットの普及や経済成長により、企業がアフリカへ参入することのハードルは低くなりつつあります。アフリカの人口増加と経済成長を見据えて、積極的に市場参入する日本企業も少なくありません。

まとめ

30年後、世界人口の4分の1はアフリカで占めると予測されています。食糧危機などの課題はあるものの、若さ溢れるアフリカでの消費市場の拡大と多様化は、企業にとってはチャンスとも言えます。特に少子高齢化が著しく進む日本では、消費市場が縮小していくのを見守っているだけでは企業は生き残れません。人口増加とともにモノやサービスの需要が増えているアフリカで、ビジネス展開を検討してみませんか?

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<参考文献>
国連世界人口予測2022

今村 蓉子
今村 蓉子
アフリカはじめ世界に月間1万2千台の中古車を輸出する㈱ビィ・フォア―ドのデジタルマーケティング部・チームマネージャー。 大学在学時にケニアを訪れた際、そのエネルギーに魅了され、アフリカに必ず戻ってくると心に決める。貿易会社を退職後、青年海外協力隊としてタンザニアの田舎でコミュニティー開発に携わる。 ビィ・フォアードでは、アフリカ各国で提携している現地エージェントの人材育成やシステム改善、アフリカ内陸国への輸送を行うデリバリーサービスの開拓、ビィ・フォアードの広告塔として世界各地で代理販売を行うビィ・フォアードサポーターズ(会員20万人)の立ち上げ、オンライン集客などに従事する。

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