木曜日, 2月 19, 2026

【2025年最新】アフリカのIT先進国ランキングを紹介!ITビジネスや越境ECにおすすめの国6選

「アフリカは貧しく、スマホやパソコンを使う人はほとんどいない」
「アフリカでITビジネスができるのか?」

こうした考えは、今のアフリカでは成り立たなくなってきました。アフリカのIT市場は急速な成長をとげています。

モバイル決済の普及やスタートアップ企業の登場。先進国では見られない形で発展しているのがアフリカのIT産業です。

しかし、国や地域によってITがどれだけ発展しているかは、大きく異なります。

どの国が発展しているかを知るために、世界銀行のデータをもと「アフリカIT先進国ランキング」を作りました。

ランキングの結果と、ITや越境ECにおすすめできる注目の6カ国についても解説します。

アフリカでのITビジネスが気になる、越境ECで商品を販売したい、という方はぜひこの記事を最後までお読みください!

アフリカビジネスにおけるITと越境ECの現状

アフリカにおけるITや越境ECに関して、押さえておくべきポイントを3つ紹介します。

・IT市場の規模と成長
・アフリカにおけるIT産業の特徴
・ITの発展と越境ECの広まり

IT市場の規模と成長

アフリカのIT市場は勢いよく発展を続けており、存在感を増しています。

アフリカ・中東地域におけるICT(情報通信産業)の市場規模は、2024年には約40兆円(2,660億ドル)に達すると予測されています。今後5年間で、1年あたり10%近く成長する見込みです。

IT市場の成長にあわせて、個人のインターネット利用も着実に広がっています。

2019年には人口の25%程度だったインターネット利用率は、2024年には38%まで上昇しました。都市部だけで見れば、インターネットを使っている人たちが多数派となっています。

アフリカにおけるIT産業の特徴

アフリカでは、海底光ケーブルや大規模データセンターなど、ITを普及させるためのインフラが整えられつつある最中です。

インフラが整備されることで、アフリカの各地で「リープフロッグ現象」が起きています。先進国とは異なる道筋で経済が発展しているのです。

たとえば、固定電話や従来の銀行ネットワークがない国でも、携帯電話やスマートフォンを活用したモバイル決済が広まっています。

その結果、モバイル端末による金融・決済システムが、生活インフラとして定着しつつあるのです。

最近では、AI分野も大きく発展しています。

農作物の病害発見、医療診断に対する支援など、生活を豊かにするスタートアップが続々と生まれてきました。

 ITの発展と越境ECの広まり

IT環境の整備・発展にともなって、アフリカにおける越境ECも急成長しています。

2023年には、アフリカのEC市場規模が約490億ドルに達しました。越境ECによる取引もEC市場の成長にあわせて増えていると考えられます。

越境ECが広まってきている要因のひとつは、上で紹介した、モバイル決済の普及です。

ケニアを中心に広まるM-PESAなど、モバイル決済システムは国境を越えた送金や取引を可能にします。

ネット上で決済ができると、多くの消費者が越境ECサービスも利用できるようになってきました。特に、ファッション、電子機器、化粧品などの分野で、ECに対する需要が高いです。

●関連記事:日本企業の越境EC、今どうなっている? 最新の取り組みや成功事例を紹介!
●関連記事:アフリカの信用格差を埋めるモバイルローンサービスの台頭と未来

【2025年最新】アフリカIT先進国ランキングを公開!

上で紹介したとおり、アフリカではIT市場の発展が進んでいます。

しかし、ITビジネスが活発かどうかは、国によって大きく異なるのが現状です。

アフリカにおけるIT先進国はどこなのでしょうか。

この記事では、世界銀行が公表するデータをもとに、アフリカIT先進国ランキングを作成しました。

サーバー数が多い国では、たくさんのWebサイトやITサービスが利用でき、IT先進国と言えると考えられます。

さっそく、IT先進国ランキングを紹介しましょう!

順位国名安全なネットサーバー数(台)
アメリカ62,879,335
日本3,947,391
中国2,127,874
1南アフリカ934,721
2モロッコ21,406
3ケニア16,443
4ナイジェリア10,847
5チュニジア9,984
6セーシェル6,301
7エジプト6,105
8アルジェリア4,630
9タンザニア3,503
10モーリシャス3,110
11ウガンダ2,512
12エチオピア2,248
13コートジボワール1,977
14ルワンダ1,802
15ガーナ1,627
16アンゴラ1,478
17ジンバブエ1,460
18モザンビーク1,248
19ナミビア1,154
20ザンビア1,139
21ボツワナ1,094
22コンゴ民主共和国934
23トーゴ851
24セネガル835
25リビア820
26マダガスカル692
27マラウイ584
28ブルキナファソ520
29カーボベルデ497
30カメルーン484
31マリ334
32レソト206
33ソマリア185
34ベナン175
35モーリタニア174
36エスワティニ172
37ギニア151
38ブルンジ141
39ガンビア141
40ニジェール124
41コンゴ共和国115
42シエラレオネ113
43ガボン107
44スーダン107
45赤道ギニア81
46ジブチ73
47リベリア51
48チャド24
49コモロ16
50ギニアビサウ14
51中央アフリカ13
52サントメ・プリンシペ9
出典:世界銀行 太字は人口が1,000万人を超えている国を表す。

ランキングをもとに、アフリカでITビジネスを考えるなら注目したい国を6つ紹介します。

・南アフリカ
・モロッコ
・ケニア
・ナイジェリア
・チュニジア
・タンザニア

それぞれの国におけるIT市場の様子を、より詳しく説明しましょう。

【おすすめ1】南アフリカ

南アフリカは、アフリカでもっとも多くの資産が集まっている豊かな国です。

経済成長を背景に、ITインフラも整備が進んでいます。ランキングでも1位を獲得しました。

海底ケーブルにより高速のインターネット網が普及しています。Googleのクラウド拠点となる大規模データセンターも設置されました。

国内には世界レベルの大学を有し、高度なIT人材を多く輩出しています。政府も第4次産業革命の推進に積極的です。

恵まれたIT環境を生かして、EC市場も発達しており、テイクアロット(Takealot)をはじめ多くのプラットフォームが活動しています。

越境ECにとっても魅力的な国のひとつです。

【おすすめ2】モロッコ

モロッコは、スペインの向かいの地中海沿いに位置しています。ヨーロッパに近く、ビジネスにとっても大きな利点です。

EUや米国、日本との自由貿易協定を結んでおり、グローバル市場ですぐにやり取りできます。

政府は「Maroc Digital 2030」戦略のもと、IT分野での雇用を生むために、インフラ整備や規制緩和を進めています。

法制度が整備されており、政治・経済の安定性が高い国です。外国企業にとっても、参入しやすい環境となっています。

【おすすめ3】ケニア

ケニアはアフリカ東部地域の中で、トップクラスにIT環境が整っている国です。

首都のナイロビは「シリコン・サバンナ」とも呼ばれています。IT技術・サービスを開発する企業が集まっており、「金融とIT」「農業とIT」といった分野で革新を生み出しています。

政府は「Vision 2030」計画でもICTを重視し、IT特区の開発を進めています。

ケニアといえば、モバイル決済サービスであるM-PESAも有名です。M-PESAは3,200万人以上に利用され(2024年3月時点)、生活やビジネスに深く浸透しています。

M-PESAなどのモバイル決済サービスが広まることで、越境ECなど多様な事業も呼びこんできました。

たとえばキリモール(KiliMall)など、ケニア国内では多くのECサービスが消費者に提供されています。

【おすすめ4】ナイジェリア

ナイジェリアは、アフリカでもっとも多くのGDPを生み出しています。2億人以上の人口を有しており、国民の数もアフリカで1番多いです。

経済の発展と足並みをそろえるようにIT市場も成長し、デジタル環境を整えつつあります。

金融に関わる分野では、Paystackなどのユニコーン企業を輩出し、モバイル決済などで発展を遂げています。

首都ラゴスは「アフリカのシリコンバレー」と呼ばれ、スタートアップ企業への投資も集まる活気のあるエリアです。

【おすすめ5】チュニジア

チュニジアは、地中海をはさんでイタリアの向かいあたりにある国です。モロッコと同じように、ヨーロッパ市場へすぐにアクセスできます。

国内の高い教育水準を背景に、ICTや工学で質の高い人材を輩出しています。新卒者の約35%は、ICTなどの分野が専攻です。

2018年には、アフリカ初の「スタートアップ法」を制定しました。AI・農業・金融とITの融合分野などでスタートアップを支援しています。

IT人材や政府の取り組みを活かして、アフリカでもIT環境に恵まれた国の一つとなりました。

【おすすめ6】タンザニア

タンザニアは、ケニアと同じように、アフリカ東部にある国です。

ランキング上はやや低めの順位に見えますが、モバイルマネーの分野で際立った成果を上げています。

タンザニアで活躍しているティゴペサ(Tigo Pesa)がその代表例です。ケニアで広まるM-PESAなどと連携して、国際的な決済・送金サービスも提供しています。

越境ECなどを通じて、国内外の企業と消費者が取引できる環境が整っているのです。

たとえば、キクー(KiKUU)などのプラットフォームが稼働中です。日本でもビィ・フォアードが、タンザニアの通貨で支払いができる越境ECを運営しています。

ここまで、ITビジネス・越境ECにおすすめの国6選を紹介しました。

より詳しく国ごとの事情を知りたい方は、

・ブログ「アフリカビジネス」の他の記事
・アフリカでの市場調査「アフリカマーケットリサーチ

もあわせてご覧ください。

●関連記事:世界中のユーザーがあなたの商品を待っている!「越境EC」の魅力と立ち上げ方をわかりやすく説明します

アフリカにおけるITビジネスをめぐる課題

アフリカへ向けてITビジネスの展開を考えるためには、現地でのITに関する課題を把握しなければなりません。

ここでは大きな課題として、次の3つを紹介します。

・インフラ整備の遅れ
・デジタルリテラシーや金融アクセスの低さ
・アフリカの言語に関するデータの不足

インフラ整備の遅れ

アフリカではITインフラの整備が遅れており、課題となっています。

都市部では光ファイバー網の整備が着実に進んでいます。アフリカでも、首都などの大都市では高速インターネットが利用できるようになってきました。

一方で、農村部では基本的なインターネットアクセスすら難しい地域が広がっています。

都市と地方とではIT環境が大きく異なっており、アフリカ全体で経済を発展させる上で、大きな障壁となっています。

インフラに関する課題に対し、各国政府は積極的に取り組みを進めています。しかし、農村部におけるIT環境が改善するには、まだ時間を要するでしょう。

デジタルリテラシーと金融アクセスの低さ

アフリカにおけるITビジネスの重要な課題として、デジタルリテラシーや金融アクセスの低さが挙げられます。

特に、年齢の高い人や農村部に住んでいる人にとっては、デジタル機器の利用には困難を感じる場合が多いです。

ただし、こうした課題の状況は国や地域によっても大きく異なります。

たとえばケニアでは、M-PESAの普及により金融サービスへのアクセスが劇的に良くなりました。ケニア中央銀行による2024年の調査では、人口の84%以上が金融サービスを利用できるようになりました。

アフリカ言語のデータ不足

アフリカならではの大きな障壁として、地域の言語に関するデータ不足があげられます。

アフリカ大陸には2,000以上の言語が存在します。ほとんどの言語でAI開発に必要な質の高いデータが足りていません。

教育向けの教材や、医療分野での診断支援システムなど、需要が大きな領域における開発が遅れています。現地語でのサービス提供が難しい状況です。

これは同時に、ビジネスチャンスがあることも意味しています。

多言語データの収集・整備は、アフリカビジネスにおける成長分野の一つとして注目されています。

●関連記事投資信託から見るアフリカビジネスの将来性と注目すべき6つの国
●関連記事:アフリカビジネスで中小企業も活躍できる!4つの事例と成功への4ステップを紹介

アフリカビジネスへの進出をサポートします!

アフリカにおけるITビジネスに興味があるにもかかわらず、現地の情報が得られずお悩みの方は多いです。

「現地のIT産業において、自社製品をどう活用できそうか」
「アフリカビジネスの経験が少なく、現地のIT産業で役立つサービスかを相談したい」

こうした課題をお持ちでしたら、ぜひアフリカマーケットリサーチをご活用ください。アフリカ各国のIT事情から、ビジネス進出のために必要な現地の情報まで、幅広く調査をお手伝いいたします。

アフリカマーケットリサーチによる調査の例を見てみたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

●関連記事:ケニア・タンザニアで人気のSNSとは?アフリカのソーシャルメディア利用実態調査

また、月間6,000万PVを超える越境ECサイトでの「バナー広告サービス」もご利用いただけます。バナー広告を通じて、製品に対する現地からの反応をテストすることも可能です。

BE FORWARDでは海外輸送サービス(ポチロジ)も提供しています。アフリカ各国へ、最速・安全・安価で商品を輸送するサービスです。

アフリカビジネスの成功に向けて、さまざまなサービスで幅広く支援いたします。

アフリカビジネスに関心をお持ちの方は、まずはお気軽にご相談ください!お問い合わせは無料です。

参照元:
世界銀行Databank
AFI “Financial inclusion at record high in Kenya, Central Bank survey reveals”
GCCとアフリカのICT市場規模・シェア分析 – 産業調査レポート
ITU “Facts and Figures 2024”

ITWeb “African Tech Voices: 2023, a bumper year for e-commerce”
Safaricom “RESULTS BOOKLET”

アフリカビジネス事務局
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BE FORWARDは、中古自動車の輸出販売をメインに、アフリカに関するビジネスを幅広く展開しています。 月間販売台数15,000台、アフリカをはじめ世界207の国・地域で商取引を行うグローバルカンパニーです。 越境ECサイトとしては、月間6,000万PV、ネット通販売上高ランキング国内第1位(2023年)。 創業20年、つねに前へとアフリカでのビジネスを切り拓いてきました。その経験と実績をもとに、アフリカビジネス進出を検討する上で役に立つ、アフリカ現地の最新情報をお届けします。

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