土曜日, 6月 25, 2022

コロナ禍の最新アフリカビジネストレンド(ナイジェリアの最新情報)

コロナ禍のアフリカ諸国の状況とビジネス環境


2020年にCovid-19が世界を震撼させてから早2年。新株の発見により日本では感染者増加の真っ只中で未だに落ち着きかない状況ですがアフリカの状況はどうでしょうか?ケニアはマスクの着用義務はありますが、ナイジェリアでは普段外でマスクをしてる人はほとんど見かけず、商業施設やスーパーなどの建物に入るときにマスク着用をもとめられる程度。正直すでにCovid-19はなかったかのような雰囲気が広がっています。しかしながら、世界中に大きな影響をもたらしたCovid-19。アフリカ諸国でも人々のニーズの変化に伴いビジネストレンドも変化しているようです。今回は、ナイジェリアを中心としたコロナ禍における最新のアフリカビジネストレンドをご紹介します。


1. Qコマース、フードデリバリー抗争の勃発


コロナ感染症が発見される前からフードデリバリーはありましたが、Covid-19の拡大後アフリカ域内の多くの国で外出やレストランなどの施設の営業時間の短縮などの制限が設けられた影響かフードデリバリーのサービスが急増しています。ナイジェリアのラゴスは商業都市とはいえど、東京のように飲食店は多くはありませんが、一定数いる富裕層の利用をよくみかけます。ですが、ナイジェリアのフードデリバリーは特にサービスが悪く、オーダーをしてから受け取りまでに5時間かかるようなこともあり、コロナ前の利用者は多くはなかったようです。しかし、コロナ感染症の拡大が移動はしたくないがレストランの食事を食べたいというニーズを持つユーザのフードデリバリーの利用を加速させました。


ナイジェリアやケニアのフードデリバリーサービスはアフリカ最大のECを運営するJUMIAのJUMIA Foodが古くからありました。2021年から、スペイン発のQコマース(Quick Commerce)のGlovo、アフリカでよく使われるUberのようなエストニア発のタクシー配車アプリのBoltのBold Foodなどが参入し、各社激しいユーザの獲得競争がみられます。

JUMIA Foodは、認知度は高いですが、すでに”遅い””サービスが悪い”というブランディングになっているようで、新規参入のGlovoを使っているという声を聞きます。しかし、すでにナイジェリアではCovid-19はあまり気にされてないこともあり飲食店に足を運ぶ人も戻ってきています。フードデリバリーがどこまで人々の生活に定着するか今後注目です。

2. おうち時間の増加。エンタメニーズの拡大


アフリカでもコロナ禍で家で過ごす時間が増えているようです。アフリカ全体のNetflixの購読者は2021年に260万人を超え、2026年には600万人近くに上ると予測*されています。ナイジェリアでも、所得水準によりますが中級所得者以上の方に週末の過ごし方を聞くと約8割の人がNetflixと答える人気ぶりで、福利厚生でNetflixのサブスクリプションを提供する会社もあります。

人気の理由は2つで、まずコンテンツの面白さ。ナイジェリアはアフリカ有数の映画大国で、ナイジェリアの映画産業はNollywoodと言われています。2000年代から始まったNollywoodの歴史は浅く、初期の作品はストーリーやカメラワークなど大変チープなものでした。しかし、最近のNetflixで見られる作品は女性の社会進出におけるジレンマなどを取り上げるなど、作品の内容が近代化しており格段にクオリティが上がっています。次に価格が挙げられます。Netflixの価格は、国ごとに違いナイジェリアでは一番安い月額プランが約250円です。ナイジェリアの中級所得者の月給は印象値ですが約5万円。それを考慮すると十分に支払い可能です。ランチ一食分の値段で面白いコンテンツが楽しめるのですから、人気の理由も伺えます。


3. ウェディング、家具・インテリア店舗の増加

他にも様々な変化があります。例えば、まだ大型集会禁止の規制はあるものの、最近は外出制限があった時期に開催できなかった結婚式が爆発的に増加しているそうです。アフリカの平均年齢は約20歳と若く、結婚年齢は所得にもよりますがナイジェリアのラゴスの都市部だと25歳前後の印象です。結婚年齢の人口が多く毎週結婚式が至るところで開催され週末は結婚式参列のための渋滞ができるほどです。

また、高級家具屋がナイジェリアでは増加しています。Covid-19の規制により海外旅行に行く人は減少しました。ナイジェリアは一部の富裕層の購買力が高く、Covid-19発生前は毎月イギリスやアメリカに買い物に行く人もいました。しかし、渡航の頻度を減らさざるを得なかったのでしょう、海外に買い物に行けない代わりに家のインテリアに気を使う人が増えたことにより、輸入家具店のショールームが一つの通りに6店舗あるような通りもできました。

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青木 文
青木 文
ナイジェリア在住。ナイジェリアでSaaS事業の立ち上げ後、現在はフィンテック関連企業の事業開発に従事。

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