木曜日, 12月 5, 2024

簡単・安いだけじゃない!海外輸送代行のメリット・デメリット

世界的な新型コロナウィルスの感染拡大により、港湾混雑、コンテナ不足、輸送料金の高騰化などが起こり、国際物流に大きな影響を与えています。国際郵便が一部地域で停止・遅延し、国際郵便、国際宅配便、船便の料金はいずれも高騰化するなど、越境ECサイト運営者や輸出事業者にとっては、荷物の発送方法の再検討や送料の見直しが必要になってきているのではないでしょうか。

今回の記事では、海外輸送代行を利用するメリットとデメリットをご紹介します。これまでは個人で海外発送を行ってきたけれども、より最適な方法を探している!という方に読んでいただきたいです。

海外輸送代行とは?

海外輸送代行とは、国内の荷物や商品を海外に向けて発送する作業を委託できるサービスです。物流のプロが、インボイスの作成、関税の申告、禁制品の対応などのサポートをします。また数ある配送方法の中から、目的にあった最適な配送方法を提案してくれます。航空便だけに対応している代行業者もあれば、船便を使って大型の貨物まで輸送に対応している業者もあります。発送可能な国や地域もそれぞれの業者によって異なるため、目的にあった業者の選定が重要です。

メリット① 配送コストを抑えられる

海外輸送代行業者は複数の配送業者と大口の契約を結び、大量の輸出を行っているため、個人で手配するよりもお得なレートで配送することができます。ビィ・フォアードが運営する「ポチっと物流」の例を見てみましょう。ビィ・フォアードでは、毎月約12,000台の中古車を世界各国に船便で輸出し、海外のお客様に必要書類を航空便でコンスタントに発送しているため、複数の船便・航空便のキャリアーと大口契約を結んでいます。そのため、安定的なスペースの確保と低価格な配送料金を実現しています。大口優遇レートで配送することが可能なため、個人で輸出するよりも送料のコストが抑えられます。

メリット② 通関などの輸出手続きをプロに任せられる

英語や多言語での住所表記や、インボイスの作成、関税の申告は慣れるまでに時間がかかります。また、慣れたとしても、手間に感じることも多いと思います。一連の手続きを物流のプロに任せることで、越境ECサイトの運営者や輸出事業者は、仕入れや顧客対応など、本来の業務に専念することができます。また、輸出禁制品などについても、アドバイスを受けることができるので、安心です。

メリット③ 日本語で問い合わせできる

万が一の遅延や紛失など、いざというときのトラブルに巻き込まれてしまった際に、日本語で問い合わせでき、サポートをしてくれるのは心強いです。郵便局では海外発送に慣れていない局員の方もいることがあると思いますが、海外輸送代行業者の場合、海外発送のプロが担当してくれるので、安心です。

メリット④ 大型荷物も取扱い可能

航空便は発送から到着までのスピードが速いというメリットがありますが、コストが割高です。また、重さや大きさの制限があります。例えば、日本郵便が提供するEMS(国際スピード郵便)では、多くの地域で長さ1.5m以内、重さ30kg以内の制限があります。佐川急便が提供する飛脚国際宅配便では、長さ1.5m以内、重さ50kg以内の制限があります。大型の貨物を送られる場合や、コストを抑えたい場合に検討されるのが船便のコンテナ混載(LCL)による配送方法です。

ビィ・フォアードが運営する「ポチっと物流」では、航空便だけでなく、コンテナ混載による船便での輸出にも対応しています。これまで、車やバイク、大型のスポーツ用品など、様々なものを船便で輸送してきた実績があります。予算や貨物の大きさに合わせて、最適な配送方法を提案してもらうことができます。

過去の輸送事例記事:
アフリカビジネス最前線 ~海外への輸送・配送事例:アメリカにミニバイクを発送編~
アフリカビジネス最前線 ~最後のフロンティアへの発送・輸送サービス ~

メリット⑤ 取扱い可能な国・地域が多い

新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、日本郵便が運営する国際郵便では一部の国や地域でEMS(国際スピード郵便)が差出不可・停止となっています。海外輸送代行業者は複数のキャリアーと大口契約しているため、配送可能な国や地域が多いです。ビィ・フォアードは、自社の商品で世界200か国・地域以上に輸出している実績があります。また、北米やヨーロッパだけでなく、アフリカ、オセアニア、カリブ地域などの地域を得意としており、内陸国に向けて独自の輸送ルートを確立しているため、大型の貨物でも内陸国まで輸送可能な地域もあります。あまりメジャーでない地域の輸送で諦めていた方も、一度お問い合わせしてみたら、配送可能かもしれません!

メリット⑥ プロによる梱包 (オプショナル)

大型貨物をコンテナ船に混載する場合、素人が梱包するのは、自身の貨物や混載している貨物を破損させてしまうリスクがあります。通関手続きのみならず、プロによる梱包もオプションで選べるので、安心です。

デメリット① 料金がお得ではないケースもある

ここまで海外輸送代行のメリットをお伝えしてきましたが、デメリットはなんでしょうか。

まず、配送料金が割高になるケースもあるということです。小口の荷物1点のみの場合、配送地域によっては個人で国際郵便を手配した方が割安になるケースもあります。まず一度、無料お見積りして比較してみることをおすすめします。

デメリット② 近くに営業所(窓口)がない

国際郵便は各日本郵便の窓口から、国際宅急便は各配達業者の営業所で荷受けが可能となっています。一方、海外輸送代行では、電話、メール、ホームページの問い合わせフォームから見積もり依頼するのが一般的です。そのため、対面でやりとりしたい、という方には向いていないかもしれません。また、海外輸送代行業者の倉庫に荷物を持ち込むか、もしくは国内発送する必要があるため、その日のうちに荷物を海外発送したいお急ぎの方にも不向きかもしれません。

ビィ・フォアードでは、最短でお問い合わせをいただいた当日中にお見積りしています。(配送方法による)

ビィ・フォアードの海外輸送サービス

ビィ・フォアードでは、海外輸送をお安く、安心・安全にご利用いただける「ポチっと物流」サービスをご用意しています。多数のキャリアーと取引があるため、荷物の大きさ・重さや、お客様の目的にあった配送方法をご提案することが可能となっています。携帯電話のような小型のモノから、車のような大型のモノまで、海外に発送したい方は無料お見積りをご利用ください。

今村 蓉子
今村 蓉子
アフリカはじめ世界に月間1万2千台の中古車を輸出する㈱ビィ・フォア―ドのデジタルマーケティング部・チームマネージャー。 大学在学時にケニアを訪れた際、そのエネルギーに魅了され、アフリカに必ず戻ってくると心に決める。貿易会社を退職後、青年海外協力隊としてタンザニアの田舎でコミュニティー開発に携わる。 ビィ・フォアードでは、アフリカ各国で提携している現地エージェントの人材育成やシステム改善、アフリカ内陸国への輸送を行うデリバリーサービスの開拓、ビィ・フォアードの広告塔として世界各地で代理販売を行うビィ・フォアードサポーターズ(会員20万人)の立ち上げ、オンライン集客などに従事する。

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