アフリカ「最後のフロンティア」は国の数が多く、54カ国にのぼります。アジアは48カ国、ヨーロッパは50カ国と一地域としては最もたくさんの国があります。しかもアフリカには海のない国が多く、54あるアフリカの国のうち、海を持たない内陸国はなんと16カ国もあります。
世界の内陸国44カ国中16カ国と、36%がアフリカに集中しています。
今回は最後のフロンティア、アフリカの物流に挑むビィ・フォアードをはじめとする企業の動向についてご紹介していきます。
最後のフロンティア アフリカ物流の課題
前回の記事でも紹介しましたが、「物流網の整備が経済成長のカギを握っている」ということを意味します。逆に言えば、道路がきっちり整備され、沿岸国の港が機能し、国境を超えた物流網ができないと、アフリカの生活も社会も経済も動かないのです。ビィ・フォアードは独自の物流プラットフォームでこの課題に対応しています。加えて、2020年のコロナの影響で船枠の不足、また昨今の燃料高騰と更なる課題への対応が必要になってきています。

ビィ・フォアード:Tanzaniaにキャリアカーサービスを投入
タンザニアのダルエスサラーム港から隣国のザンビアとマラウイの国境まで、中古車をキャリアカーで輸送するサービスを開始しました。
これまでは日本からダルエスサラームまで中古車を輸送した後、現地エージェントが中古車を自走して購入者に届けていました。しかし、輸送中に現地の道路状況に起因する輸送中の事故や故障などが発生していることから、安全に輸送するためのサービスとして開始。中古車の走行距離を伸ばさず、盗難などのリスクを下げるメリットもあります。今後は他国にも輸送ルートを延長し、サービスを拡大する考えです。
出典:https://corporate.beforward.jp/company/news/press/2021/20210510

米アマゾン:エジプトにアフリカ最大の物流拠点
米アマゾンは、エジプトで建設を進めていたアフリカで最大となる物流施設が完成し、集配業務を開始したと発表。アフリカでも経済成長に伴う消費スタイルの多様化が加速しており、アマゾンはアフリカでの新市場開拓とさらなるサービス向上を図る考えです。エジプト当局も民間企業の進出としては異例の歓迎ぶりで、米国資本の進出による経済効果に大きな期待を寄せているようです。
アマゾンが新たに稼働した物流施設は、エジプトの首都カイロ近郊に立地。2万8000平方メートルの広さを持つ施設は、商品の集配業務などを行う拠点になります。アマゾンは現地スタッフ3000人を雇用する方針で、当地における雇用対策にも一役買うことになるでしょう。
アフリカでは、物流網の未整備や政情不安などから、インターネットによる宅配サービスの普及は限定的でした。しかし、アマゾンの今回の新拠点設立を契機として、ネットによる商品注文のトレンドを浸透させることで、新市場を創出していく契機とする考えです。
出典:https://www.logi-today.com/453806

三菱ふそう:南ア物流会社にキャンター43台納車
三菱ふそうトラック・バスは、南アフリカ・ダーバン市に拠点を構える物流会社「シティ・ロジスティックス」に小型トラック「キャンター」43台を納車。
シティ・ロジスティックスは、配送や倉庫保管サービスなどの業務を支えるトラックとして小型トラック「キャンター」の「FE7-136」型モデルを選択。4×2駆動で車両総重量(GVW)7.5トンのFE7-136型は頑健さと操作のしやすさが特徴で、都市部から未舗装道路まで幅広い環境で活躍できます。
納車した43台のキャンターは南アフリカで3番目に人口が多く、大規模な港湾を抱えるアフリカ大陸の主要物流拠点として知られているダーバン市近郊で運用されます。同国政府は今後10年以内で1000億ランド(7764億円)の投資を目標としたインフラ基金を立ち上げており、現地の物流インフラ整備が強化されるなか、商用車の需要がさらに高まると期待されています。
出典:https://www.logi-today.com/456658

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